まぜがき



2007年09月14日(Fri)
まぜがき
舛添大臣が年金保険料の横領問題に関して、泥棒は刑務所にはいってもらわなければならない、というようなことを言いました。それを報道するテレビでは「泥棒はろう屋へ」とテロップに書いておりました。

ぬすっとは"蝋"の製造所で蝋燭{ろうそく}の製造に励めとでもいうのでしょうか。新聞は原則として"ろうや"という語を使用しません。スポーツ新聞や一部の一般紙には"牢屋(ろうや)"というように"よみがな"をつけて使用するところもあるようです。ネットニュースサイトでは常用漢字表外文字を使用しますので"牢屋"と書いていたものが見られます。

へたな"まぜがき"をしますと、わかりにくいコトバになってしまいます。"行い"もそうですね。"おこない"なのか"コウイ"なのか、まぎらわしいコトバです。"為"が教育漢字ではないために、このような書きかたもなされています。

文化庁の「平成18年度『国語に関する世論調査』の結果について」を報道していた産經新聞は、文化庁のサイトに掲載されていない"まぜがき"について触れておりました。(「増える「交ぜ書き派」漢字力、進む二極化産經新聞、2007-09-08)平成15年度の調査とくらべて
「振り仮名つきの表記がよい」は13〜17ポイント減少。逆に「交ぜ書きがよいとする」は0〜7ポイント増加、「漢字のみがよい」は6〜15ポイント増えた。
ということです。パーセンテージに幅があるのは、年齢層による違いなのか、調査対象となった「愕然、闇夜、剥製、破綻、玩具、刺繍」の各語による違いなのかは書かれていませんので分かりませんが、おそらく後者だと思います(根拠はありません。勘です)。

「カナ書きがよい」とする選択肢はなかったのでしょうね。

ハクセイは剥製しかありませんが、シシュウには、刺繍以外に、死臭、歯周、四周、詩集、などの同音語がありますので、単純なカタカナ表記では不都合があります。

上記6語のなかでは「やみよ」だけが日本語です。それぞれ、「ひどく おどろく(ひどく おどろいた)、やみよ、ハクセイ、いきづまり、おもちゃ、シシュウ」と いえます。ハクセイとシシュウについては、日本語が思いつきませんでしたが、専門家でしたら、いい日本語を みつける か つくる か してくれることでしょう。剥製はハクセイでいいかもしれません。わざわざ表外漢字を使うことはないと思います。

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